2008年7月23日水曜日

不景気の影、消える風情 仙台七夕まつり

仙台市若林区の沖野商店会は今年の仙台七夕まつり(8月6―8日)で、商店街に竹飾りを出すのを見送る。1990年から飾ってきたが、売り上げの低迷と店主の高齢化で撤退を余儀なくされた。仙台七夕は市中心部に加え、周辺の商店街も独自の竹飾りで彩りを添えるのが特徴。ここ数年、離脱するケースが目に付き、商店街の衰退を印象づけている。 沖野商店会の撤退は6月の総会で決まった。中心となる役員が店を畳んだり、高齢の役員が体調を崩すなどしたため、継続をあきらめた。飾りは竹1本分で7000―8000円。これまでは2、3店で1本分の費用を出し合っていたが、負担に感じる店も増えたという。 飾り付けを始めた当時、加盟店は30店を超え、30本以上が店頭を彩った。後継者不足などで廃業する店もあるなど、現在は24店に減った。商店会で負担する経費も毎年約10万円の赤字で「ばかにならなくなった」(商店会)という。 労力的な問題も小さくない。竹は商店会役員が市内の林から切り出していたが、高齢化で重荷になってきた。2007年は地元の老人クラブに手伝ってもらい、ようやく24本を飾った。 今野久郎会長(76)は「積極的にかかわる人が減り、継続を断念した。不景気で祭りどころではない部分もある」と打ち明ける。 仙台七夕はメーン会場以外の商店街も竹飾りを用意し、市内全体が祭り一色に染まる。近年は主会場に近い青葉区の本町商店街振興組合、春日町商店街振興組合、仙台市大町会が04―06年、高齢化などを理由に撤退するなど離脱が目立つ。 仙台商工会議所によると、竹飾りを出す商店街はピーク時(98、03年)は29団体を数えたが、今年は26団体。年ごとに新たに参加する団体がいる中、それを上回る団体が不参加を決め、商店街の「地盤沈下」を物語っている。 商議所は「周辺商店街の七夕飾りは主会場の豪華な飾りとは別の素朴な味わいがあり、不参加は残念。商店街の衰退など地域課題を抱え、解決は難しい」と話している。

2008年7月14日月曜日

山本モナ

先週、メインキャスターとしてタレントの山本モナを抜擢するなど、注目を浴びて新たにスタートを切ったばかりの情報番組『サキヨミ』(フジテレビ系・日曜22時~)。その第1回放送直後に女性週刊誌で山本がプロ野球・読売巨人軍の二岡智宏選手との不倫関係を報じられ、無期限謹慎処分となった“異常事態”のなか13日(日)、同番組の第2回分が放送された。1週間前には考えられなかった形で、注目が集まった番組冒頭、同じくメインキャスターを務めるフジテレビの伊藤利尋アナウンサーは1人で登場し「このようなことになってしまったことを、とても恥ずかしく、また申し訳なく感じております」と謝罪するとともに、不在の山本のコメントも発表した。「こんばんは。今夜はこうして私1人でオープニングを迎えることになりました」と切り出した伊藤アナは「一連の報道等で皆様がご存知の通り、今回の事態を受けまして山本モナさん、ならびに所属事務所より当面、番組の出演を見合わせたいとの申し出がございました」と報告。また番組サイドとしてもその判断について「それが妥当であると判断して、出演を見合わせることになりました」と今回の決定についての経緯を明かした。 伊藤アナは続いて山本の謝罪コメントも発表。「この度、多くの関係者のご尽力により番組キャスターという大役を与えていただきながらも、その立場にふさわしくない軽率な行動をとってしまい、番組出演者、スタッフ並びに関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。あわせて、番組を応援してくださっている視聴者の皆様に対し、このような騒動を招いてしまいましたことを、心からお詫び申し上げます。山本モナ」と不在の山本に代わって読み上げた。

2008年7月12日土曜日

星野監督、肋骨3本骨折で全治3週間

北京五輪野球日本代表の星野仙一監督(61)は12日、キューバ代表候補の視察を終えてオランダから帰国し、視察中に強打した右胸の検査を都内の病院で受けた結果、「右肋骨(ろっこつ)第5、6、7番の骨折」と診断された。全治3週間の見込み。 しばらく安静が必要で通院治療することになった。星野監督は「3週間かからないで治す」とのコメントを出した。 17日には日本代表24人の発表が予定されているが、日程に変更はなく、星野監督は直前の代表編成会議にも出席する方向。 星野監督は9日、オランダ・ハーレムで行われているアマチュアの国際親善大会でキューバ-日本戦を視察中、球場内通路のテレビ中継用コードにつまずいて通路フェンスにぶつかり、右胸を強打した。