2009年3月30日月曜日

「神」と呼ばれる田代まさし 健在ダジャレに不思議な人気

元タレントで2008年6月に出所した田代まさしさん(52)がネット上で活動を再開し、話題になっている。現在、自身のブログを開設し、動画サイトで冠番組を持つなど、徐々に活動の幅を広げている。そんな田代さんに、ネットでは励ましの言葉がたくさん送られている。不祥事を起こした芸能人としては異例の出来事だ。■あくまでもリハビリの一貫で少しずつ前へ進んで行きたい 田代さんといえば、タレントとして活躍していた2000年9月に帽子、サングラス、マスクという姿で女性の下着を盗撮するという不祥事を起こして書類送検され、その後銃刀法違反や覚せい剤取締法違反などで逮捕されている。この度重なる不祥事に、巨大掲示板「2ちゃんねる」で格好のネタとして取り上げられ、田代さんは揶揄的に「神」と呼ばれていた。 その後、05年2月には懲役3年6か月の実刑判決が下され、08年6月26日に出所、7月16日に東京で行われた出所報告会見では、「まだシャバの空気に全然慣れてない」「体調がすぐれない」とし、一部ろれつが回らず、指先を震わせる場面もあった。しかし、「ネット掲示板で出所を歓迎しようという動きがあったが」という質問に対しては、「騒がれていたことは手紙で知った。とても嬉しく思った」と言い、芸能界復帰については白紙を強調しながらも「ずっと活動してきたので自信はある。ただ周囲の人が決めること」と漏らしていた。

2009年3月8日日曜日

給付金に自治体あたふた、1千万円支給に経費650万の例も

政府・与党が景気回復の目玉と位置づける定額給付金の支給──。九州でトップを切った大分県姫島村では、7日、483世帯に渡されたが、慌ただしく準備を進める各地の自治体は事務経費の多さや作業の煩雑さに頭を悩ませている。 ◆経費も莫大 有人7島からなる鹿児島県十(と)島(しま)村は、原則口座振り込みで30日の支給開始を目指すが、郵便局があるのは3島だけ。しかも全約360世帯の4割が金融機関の口座を持たないため、口座がない人には村営フェリーで給付金を運び、島の出張所で手渡しするという。給付金総額1024万円を見込み、事務経費は657万円に上る計算だ。 電算システムの整備などに莫大(ばくだい)な経費がかかる自治体が多く、北九州市では給付金総額153億円に対し、事務経費は6億3000万円に上る。熊本市も総額102億円に対し3億7000万円だ。 ◆どう届ける? 各自治体が悩むのが、住民登録のないホームレスへの支給だ。山口県防府市では、市社会福祉課の調査で市内に2人いることが分かった。本人に接触できれば支給する。 福岡県久留米市は住所を明かせないドメスティック・バイオレンス(DV)の被害女性にも市の財源で給付金相当額を支給する。