2008年4月23日水曜日

第2戦つるやオープン

遼クンが「大移動」を克服する。男子ゴルフツアーの第2戦つるやオープンは24日、兵庫・山の原GC山の原Cで開幕する。石川遼(16=パナソニック)は21日午後7時30分、父勝美氏(51)が運転する車で東京都内から会場まで夜中に移動し、22日朝から18ホールの練習ラウンドをこなした。プロ1年生らしく「休める立場じゃないから」と弱音も吐かずにコースをチェック。先週の開幕戦は5位に残り、今週のプロ2戦目で再び優勝を目指す。 「大移動」の疲れは見せなかった。石川は21日夜に都内でゴルフダイジェストアワード表彰式に出席。その後に父勝美氏が運転する4WD車に飛び乗った。途中河口湖付近で仮眠をとり、ナイキ スニーカー シューズそこから約6時間かけて、この日朝9時前に兵庫・川西市内の会場に到着。都内からは約540キロの大移動。それでも「30分くらいしか感じなかった。車に乗ってすぐ寝たので」と、18ホールの練習ラウンド後は、いつものように笑った。 都内に住む多くのプロは、関西への移動の場合、航空機や新幹線を利用する。だが、国民的人気者になった石川の場合、空港や駅ホームで大混乱になる危険性がある。父勝美氏と加藤大幸キャディー(25)の3人で行動を共にするため荷物も多く、乗り換える不便さも考慮し、車移動を選択している。先週の東建ホームメイト杯会場の三重県桑名市へも、勝美氏が運転する車で向かっていた。 さすがに、この日の前半はスイングの状態が万全でなかった。「ずっと(車で)座りながら来たので、動きが悪かった」。父勝美氏に助言をもらいながら徐々に修正。「(後半は)いいスイングできてきた。明日朝練習すれば、調子も戻る」と前向きだ。強行軍でのラウンドにも「僕は休める立場じゃないから」ときっぱり。今月初めに2度ラウンドしているが、今大会は初出場。他のプロより不足しているコース情報を少しでもつかみたかった。 10センチほどの洋芝のラフが難度を高めており「ラフに入ったらパー狙いですね。自滅しないようにしないと」と警戒。しかし、340 ヤード の8番パー4では状況によって、ドライバーでグリーン近くまで運ぶ「攻撃プラン」も抱く。初の関西でのツアーに「関西弁にあこがれてる。多くの人に『今日は楽しかった』と思ってもらえるプレーをしたい」。今週も16歳のプロ1年生が大会を盛り上げる

2008年4月12日土曜日

女子オープン

「スタジオアリス女子オープン」初日。ゴルフ ゴルフショップ韓国勢が上位に名を連ねる中、日本人最高位となる2位タイに食い込んだのが森山江理子だ。2000年にプロ入り後、賞金ランク最高位は2006年の55位。未だシード権を獲得していない森山は、今シーズンもQTランク上位の資格により出場している。この森山、今まで辿ってきたキャリアが実にユニークだ。18歳から20歳までは印刷会社、20歳から26歳までは商事に勤務。その後、派遣会社に移った27歳から本格的にゴルフを始め、33歳でプロテストに合格。コースで研修時代を送ることなく、オフィスレディからプロゴルファーへの転進を果たした。「当時はゴルフが面白くてしょうがなかった。でも、今思えば恐ろしいですよね」と振り返る。40歳を迎えて結婚した2007年シーズン、ナイキ スニーカー シューズ獲得賞金はゼロに終わった。しかし、「大変ですけど、やはりOL時代では味わえない楽しさがあります」と、未練はない。「結婚してダメになったとは思われたくない」と話す森山。今大会で掲げる目標は、「初の最終日、最終組」だ。

2008年4月7日月曜日

女子ゴルフ

<女子ゴルフ:ヤマハレディース葛城>◇最終日◇6日◇静岡・葛城GC山名C(6523ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円) 通算10オーバーで17位に終わった古閑美保(25=キリンビバレッジ)が、年上の「飲み仲間」山口裕子(32)の勝利を祝福した。優勝決定の瞬間を、18番グリーンで見届けると山口の頭に容しゃなく水をぶちまけて大はしゃぎ。「スコアを崩したけど、最後がバーディーならいいでしょう。どんな形でも勝てばいいんですよ。勝てば」と自分のことのように喜んでいた。 1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの78をたたいた自身のプレーには「全然ダメ。『バーディーとって、ベスト10だ』と思ったら、ボロボロになっちゃった。今から練習に行きます。本当ですよ」と反省していた。