2009年6月29日月曜日

遼、“自作自演”V!全英切符「自分の手でつかめた」…男子ゴルフ

男子プロゴルフツアー ミズノ・オープンよみうりクラシック最終日(28日・兵庫県よみうりCC=パー72) 石川遼(17)=パナソニック=が通算3勝目をもぎとった。首位で出た石川は後半の12番で2連続OBなど9打をたたきスコアを落としたが、73でしのぎ通算13アンダーで今季初優勝、プロ転向後2勝目を達成。7月の全英オープン(16~19日、英ターンベリーリゾート)に日本人史上最年少となる17歳での出場を決め、3年連続3度目となるゴルフ日本シリーズJTカップ(12月3~6日、東京よみうりCC=報知新聞社主催)出場権も獲得した。 握りしめた両手には、光り輝く汗と揺るぎない自信が詰まっていた。「今までの勝利の中で一番いい内容だった」。3度目の勝利に涙はない。震える手で沈めた1・5メートルのウイニングパットが、石川が新たなステージに上ったことを予感させた。 「まさか」の展開だった。最終組でスタートし、前半アウトを終え2位に5打差。誰もが独走を疑わなかったが、12番で初日から最高のキレを見せたドライバーが突如、暴れた。第1打を左のがけ下へ曲げ、打ち直しの第3打も左へ。カート道ではねてOBゾーンに飛び込み、打ち直しの第5打でようやく左ラフに置いた。7オン2パットの9打。自身ワーストの大たたきで金、スメイルに並ばれた。

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