2008年2月25日月曜日

ツアープレーヤーたちの捲土重来

今年はアジアンツアーの「パインバレー北京オープン」が日本との公認競技に、また両ツアー特別協力の「アジアパシフィックパナソニックオープン」が誕生するなど、ジャパンゴルフツアーにも、確実に国際化の波が押し寄せている。米ツアーはもちろん、欧州に感心を寄せる者も増えているだけに、この流れには選手たちも歓迎ムードだ。欧州ツアーとの共催トーナメントも多いアジアンツアーで実績をあげれば、おのずと世界への扉が開ける。これを足がかりに海を渡る選手は今後、ますます増えていくことだろう。 しかし、言うまでもなくその道は険しい。昨年、洗礼を受けたのは手嶋多一だった。出場権をかけた一昨年11月の予選会「ファイナルQスクール」から波乱続きだった。6日間競技の大会は、悪天候のため中断に次ぐ中断で2日伸び、結局 8日間の超・長丁場でどうにか資格の得られるランク19位に滑り込んだものの、その後も「想像を絶する天気や気候」に苦しめられ続けた。スコットランドやポルトガルの風雨の激しさは言うまでもなく、結局1日も太陽を見ることなく終わったのは、アイルランドの大会だった。午前中は真夏日。半袖でも暑いくらいだったのに、午後から雪という過酷な条件を味わったのはスイス・アルプスでの試合だ。距離感にも惑わされた。「海抜何千メートルというコースは、普通では考えられないくらいに球が飛ぶ」。ついに対応しきれないまま予選落ちをした。

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