2007年11月27日火曜日

<女子ゴルフ>1億円プレーヤーが3人 初シードも14人に

07年の女子プロゴルフツアーは25日終了。1億円プレーヤーが初めて3人誕生した。 史上最年少、21歳で初の賞金女王になった上田桃子は4戦目のライフカードのツアー初優勝から快進撃で年間5勝。29戦して10位以内23回の安定した成績で一気に賞金女王に駆け上がった。平均ストロークは昨年の72.6341から大きく上昇。パーセーブ率も82.4932から躍進するなど、すべての部門をアップさせ、3部門で1位を占めた。獲得賞金は昨年の大山志保が記録した最高額に約18万円及ばなかったが、米ツアーを兼ねるゴルフミズノクラシックで優勝して来季は米ツアー挑戦の夢が広がった。 横峯さくらは3勝を挙げ、初の1億円突破。賞金女王を争った終盤に崩れ、上田に水をあけられたのは課題だ。しかし、パーオン率と飛距離を象徴するイーグル数で首位。飛躍の原動力となった。屋島から3週連続優勝した全美貞(ジョン・ミジョン=韓国)も2年連続で1億円を超えた。 メジャーは日本女子プロが飯島茜、日本女子オープンが諸見里しのぶ、LPGAナイキ選手権は古閑美保が勝ち、いずれも初タイトルとなった。ナイキ元女王の不動裕理はオープンと選手権で惜しくも2位。20試合だけの出場で2勝してランク6位はさすが。昨年の女王・大山はスイング改造の成果を発揮できず2勝にとどまり、8位に終わった。 不動が永久シード権を持っているため、賞金シードは51位まで。初シードは大学生プロの佐伯三貴ら大量14人に上る。プロテストに1位合格して後半の出場権を得た名商大2年の服部真夕(19)が44位でシード権を獲得し、大物の片りんを見せた。返り咲きは第2戦のアコーディアで優勝した木村敏美ら3人。大場美智恵は約104万円及ばず52位で、10年連続を逃した。7年連続だった天沼知恵子も76位と低迷。13年保持していた高又順(コウ・ウスン=韓国)は一度も予選を突破できずシード権を失った。

0 件のコメント: