2007年11月23日金曜日

ゴルフ不動“因縁”にも心乱れずコース記録

国内女子ゴルフ「LPGAリコーカップ」第1日(22日、宮崎県宮崎市・宮崎CC=6455ヤード、パー72)、不動裕理(31)=フリー=が7アンダーの65と、同コースに会場が移った2003年に自身が作ったコース記録を1打上回るビッグスコアをたたき出した。米山みどり(31)=デンソー=と大山志保(30)=オンワード樫山=が4打差の2位。史上最年少の賞金女王となった上田桃子(21)=加賀電子=は1アンダーの7位という出だしだった。 “因縁”の諸見里との2サムでのラウンドにも、不動の心が乱れることはなかった。9月末の日本女子オープン(北海道)では1打及ばず優勝を許したが「全然気になりませんでした」と、相手のプレーを気にすることなく目の前の1打に集中した。 諸見里が10番から3連続バーディー。これに対して不動は11、12番で連続ゲットすると、13番ロングでは残り40ヤードからサンドウエッジによる第3打を直接カップインさせるイーグルと、諸見里を上回るプレーで、実力者ぶりを見せつけた。 このイーグルで6アンダーとすると「ここまできたら、もしかしたら…」の思いがわき起こったという。スタート前、ロッカーに張り出されていた過去の大会記録に、同大会最少スコアとして自らの名前があったことを思い出したのだ。 その「もしかしたら」が18番で現実となる。2打目をピン上3メートル弱につけると、これをしっかりと沈めて7アンダーフィニッシュだ。前週を休養に充て、ダンロップフェニックスのテレビ観戦などで過ごしたことが大きなリフレッシュにもなった。「いいラウンドが出来ればと思ってたら、初日に来たので複雑」と言うが、本来の強さを取り戻した不動ならぶっちぎりのゴールも十分にある。

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